今年で2回目となるウィスラーでのトライアスロン世界大会。 水泳3.8km、自転車180km、最後に42.195kmのフルマラソンを走る過酷なレース。 しかも、ウィスラーは起伏が多く、かなりタフなコースとして認知されているようです。 気温が10℃前後の朝7:00、アルタレイクに集結した1900人以上の選手が冷たい湖にやけくそ気味で飛び込んだのを皮切りに、大会のために閉鎖されたハイウェーを自転車で駆け抜け、最後はラン。 薄暗くなった夜10時を過ぎてもコースを走る(歩く)選手の列は途切れませんでした。
優勝選手のタイムは、8時間16分10秒。 アップダウンの激しいコースでこのタイムは驚異的な数字だと思いますが、さらに愕かされたのは、70歳以上のカテゴリーで唯一完走した選手のタイムが、なんと12時間59分02秒。 真夜中0時のカットオフまでにゴールにたどり着けなかった人も相当いる中で、70歳を超えてこのコースを完走しただけでなく、トップからわずか4時間43分の差。 世の中にはスゴイ人がいるものです。
(J.Y.)