2021年2月1日

1月31日(日)雪 ひとこと日記

 先日のブログでウィスラーでも人工雪は欠かせないという話をしましましたが、今回はマニアックなうんちくをご紹介したいと思います。 

 人工雪を作る装置には大きく分けると「人工造雪機」と「人工降雪機」の2種類があります。人工造雪機は10月や11月上旬オープンする日本のスキー場でよく見かけるタイプで、予め作っておいた氷を粉砕しゲレンデに撒いて雪とするもの。 云わば「巨大製氷機」と「巨大かき氷機」のコンビネーション。 気温が高くても雪が作れることが最大の長所ですが、その分電気代がかさみ高コスト。 大量に雪を作ることには向いておらず、雪質も春のザラメ雪のようで良くはありません。

 対して人工降雪機は、大量の水を霧状にして空気中に放出し、自然冷却で雪を作る仕組み。 気温が低くないと雪が作れませんが、造雪機に比べると大量に低コストで雪を作ることができ、より天然雪に近い雪質となります。 ウィスラーに設置せれているものは全て「降雪機」タイプで、更に2種類の方式に分類することできますが、それは次回ご紹介します。
(T.W.)