2010年2月1日

2010年2月のひとこと日記

2月1日(月) くもり
せっかくカナダに来たのだから!!ということで何らかの形を残すために、今日からCSIA(カナダのインストラクター資格)を受験しています。先生もカナディアン、生徒も僕以外はネイティブスピーカー。ただでさえ英語が良くわからない僕が、この中でやるにはかなりハード。滑りのほうは自身はありますが、英語でスキーを説明するのは、ちょっとという感じ。しかも、先生はスキンヘッドで耳にピアス。口ひげもあって、かなり怖いです。右も左もわからず、おまけに怯えながら残り3日間頑張ります!!果たして、受かるのか??いや、絶対に受かります!!!!(S.M.)

2月2日(火) くもり時々小雨
いよいよ2010年バンクーバーオリンピックまで残すところ10日。ビレッジ内のオリンピックモードも一気に上がってきました。いたるところに、オリンピックデザインの膜やバナー、そしてTV放送用?のステージやお立ち台的建物。今日は、ビレッジへ入る通りのコーナーに大きな「イヌクーシューク」=シンボルマークの石造が登場。セキュリティの人も増え、ボランティアの水色ジャケットを着たスタッフもかなり多くいろんなところで働いています。もうすぐなんですね~。滞りなくスタートして、天候などに煩わされること無く、無事に進むといいな・・・と願うばかり。(Y.K.)

2月3日(木) くもり時々雪
冬季オリンピック開催まであと少し。街中にはオリンピックでボランティアをする人達が誇らしげに青いユニフォームに帽子といういでたちで歩いていたり、ステージや、チケット・オフィスやらがあちらこちらに作られたりと、ここへきて一気にオリンピック・ムードが盛り上がっています。カナダ・チームを応援する際、皆が手につける赤いミトンの手袋も、飛ぶように売れているそう。この、始まる前のワクワク感も、なかなかいいものです。(Y.K.2)

2月4日(金) くもり時々雪
今日はCSIA Level1の最終日。最終日は、英語で初歩的なスキーの技術を教えるというのが試験科目。僕のように英語が苦手な者としては、最大の難関です。僕が出来ること、とにかく一生懸命に情熱あふれるスキーの指導方法をすることです。難しい英語を使わず、簡単に元気よくやりました。やれることはすべてやりました。正直受かる自信はありませんでしたが、結果は合格でした!!よかった~(^0^)V (S.M.2)

2月5日(金) 雪 後 くもり
ウィスラーに聖火がやって来ました。夜の6:55にウィスラーマウンテン麓に到着&セレモニーがあり仕事の後に気軽に行ってみた所・・・人人人・・・報道報道報道・・・とんでもない何万人もいる?って感じで、人だかりで何も見えず、どこか見えるところを探そうとゲレンデに森の端からやっとの思いで登っていくと、周りの皆がゲレンデの上を向いていて?と上を見ると、トーチをを持ったスキーヤーが聖火をもらって滑ってきました。Ohhh!さすがウィスラー!かなり苦労して見に行きましたが、その甲斐がありました。それにしてもすごい人でしたが、聖火を生で見ること出来て嬉しかったし、なんかご利益がある?とつい思ってしまうのは日本人の心でしょうか!?オリンピックイベント始まり始まり~・・・のエキサイティングな夜でした。(Y.K.)

2月6日(土) 晴れ時々くもり
オリンピックに向けて、世界中の人を歓迎するためのプログラム、「Ask me! I'm a local.」というものがあり、街のことをなんでも聞いてもらえるよう、ローカルと分かるバッジをもらいに行きました。私には英語のバッジの他に、日本語のものもくれたのですが、見た瞬間に、「うーん。」とうなってしまいました。「ちゃんと意味が通じる?」と係りの人が聞くので、言いにくかったけれど、この訳はちょっとヘンです、と思い切って伝えました。街で、「私に尋ねなさい!」というバッジを着けている日本人をみかけたら、お気軽に尋ねなさい!じゃなくて、お声をおかけください。(H.Y.)

2月7日(日) くもり
NHKの「地球アゴラ」にウィスラーからスカイプを使っての生出演という人生最大級!のイベントが終了しました。日本の夜10:10はウィスラーの朝5:10、その前に回線チェックやリハーサルやらで、実際は夜中2:30ごろから日本スタジオとやり取りをしていたのですが、全国の人々に醜態をさらせない!とボーっとしている頭を何とか起こして、ドッキドキの爆発しそうな心臓を何とかなだめながら、必死だったんでしょうね、あっという間に出番は終了し、終わったときにはホッとすると同時にもう終わり・・・と、ちょっと寂しげな感じもありました。私もTVで流れている映像を見ていたのですが、ウィスラーのVTRを見ながら美しい景色に喜び、良い所だな~と思ってしまうのは変?じゃないですよね。ウィスラーは、やっぱり素晴しいところです!!(Y.K.)

2月8日(月) くもり
夢をかなえるため!!という気持ちを胸にやってきたWhistler。毎日、その夢に向かって精進しています。その夢と希望に満ち溢れた私が書いた原稿が、ナント出版社のホームページに掲載されました。こういう風に紹介されると、もっともっと頑張らなくてはならないと襟を正す反面、掲載されたページを見て、一人ニンマリしてしまう自分がいます。日本ドリームプロジェクト→みんなの夢紹介→夢を夢で終わらせたくない  で進んでいただけると見ることが出来ます。もしよろしければご覧下さい。(S.M.)

2月9日(火) 晴れ時々くもり
2010年冬季バンクーバー・オリンピック開幕まで、あと3日となりました!バンクーバーでの会場となっているサイプレス・マウンテンは雪不足のためにしばらく前から山の一般開放を中止していました。そのためか、ウィスラーにも雪がない、という噂が広がっているようです。が、ウィスラーには雪があります!!たくさんあります。みなさんご安心下さい。ウィスラーでのオリンピックの準備は着々と進んでおります。(Y.K.2)

2月10日(水) 雪
今日はバンクーバーで2010年冬季バンクーバー・オリンピックの開会式のリハーサルが行われます。このためバンクーバーにはたくさんの報道陣が詰めかけていましたが、ウィスラーでも各国のテレビ局のクルーをたくさん見かけるようになりました。カスケード・ロッジ前には、カナダのテレビ局CTVの臨時スタジオもできあがり、オリンピックの様子を世界に向けて発信する側の準備も万端のようです。(Y.K.2)

2月11日(木) 雪
昨日、ウィスラー山で滑っていると、イタリア・チームが、テレビカメラに向かってかっこよく陣形を作って滑る!!という撮影の打ち合わせをしているところに出くわしました。普通に一般開放されているコースで撮影していたので、私を含め何人かのスキーヤー・ボーダーが止まって見ていました。綺麗に滑り降りたときにはみな拍手。こんなに身近に選手を見ることが出来るなんて、贅沢だなぁ、と楽しい気分になりました。(Y.K.2)

2月12日(金) 晴れ時々くもり、後雨
とうとう始まりました、2010年バンクーバーオリンピック!夕方6:00の開会式。オフィスの仕事を6:00に追え、そのままオフィスの前の階段を上がって、ゴンドラ乗り場へ行き、雪の上に設置された大画面で開会式を見ました。スノーボードが雪山を滑ってくるシーンの途中からでしたが、雪面に灯されたメープルの火がなんとも印象的で感動的な幕開けと勝手に喜んでいます。画面の前には大勢の人たちがいて、選手団の入場になると、各国が紹介される度に周りの一部から、歓声と拍手とが沸き起こります。世界各国の人たちがいるんだな~と感心しながら、日本選手の入場には拍手と歓声をあげました!さあ、これからです!冬のスポーツの祭典を真剣に大いに楽しみましょう!(Y.K.)

ビレッジの喧騒を離れてバックカントリー<2/13撮影>

2月13日(土) くもり時々雪
ウィスラーのあちこちで、毎日さまざまなアーティストによるライブ・パフォーマンスが行われています。表彰式のあるメダルズ・プラザでのライブにはチケットが必要ですが、チケットなしで楽しめるイベントもたくさん行われています。普段は日曜日にだけ開催される、ファイヤー&アイス・ショーもオリンピック期間中は毎日行われ、ストリート・パフォーマーのみなさんも、ビレッジのあちこちで道行く人達を楽しませています。ウィスラーは、競技場以外もお祭り騒ぎです。(Y.K.2)

2月14日(日) くもり時々雪
ジャパナダのオフィスはヒルトンホテルのロビー階にありますが、そこから階段を上がると、ちょうどCTVの臨時スタジオが目の前です。今日仕事終わりの午後6時に出て行くと、CTVスタジオの前にすごい人!!何かと思ったら、大画面で男子モーグルの決勝を見ているのでした。カナダ代表のアレックス・ビドローが滑っているところで、みなさんものすごい歓声を上げていました。カナダ勢にとってこのオリンピック初の金メダルということで、みな大興奮。そして脳に障害のあるお兄さんに「この勝利をささげる」と、抱き合って喜ぶ姿に、大感動でした。(Y.K.2)

2月15日(月) くもり
日本のスピードスケート、凄かったですね。シルバーとブロンズ!やりました!それにしても日本のスピードスケートのユニフォームが、「スーパーヒーロー」のようで、やたらかっこ良く、膝上からの長いブーツのようなデザインが、足を長く見せ、他国のユニフォームより秀でて良かったです。あのぴたっとしたユニフォームってデザインによって随分見え方が違うな~とデザイナーに感動し、そのスーパーヒーローが、2位3位と本物ヒーローになり、感心と感動の夜でした。この調子で、日本選手勢いに乗ってがんぱって下さい!(Y.K.)

2月16日(火) くもり時々雨・雪
フィギュア・スケートのショート・プログラム、高橋大輔選手が3位、織田選手も4位、小塚選手8位と、日本勢大健闘!!!男子といえどやはりフィギュアスケートは華がありますね~!高橋選手の演技も、1位のロシア・プルシェンコ選手、2位のアメリカ・ライサチェク選手の演技も完璧で、見ていて鳥肌が立ちました。観客の歓声もすごかったです。フィギュア・スケート日本勢、ここから勢いに乗って大活躍してくれると良いですね!(Y.K.2)

2月17日(水) 晴れ
昨日に10cmの積雪が降った上に、今日はひさしぶりに雲ひとつない快晴。こんな日は、バックカントリーでしょ!ということでブラッコムグレーシャーを越えて、プチバックカントリーに出かけてきました。まずは準備ため、グレーシャークリークに入ったところ、オリンピック観戦の人たちでごった返していました。が、雪と天気の揃ったこんな日はやっぱりスキーでしょ!と、画面を横目出発。グレーシャーチェアーに乗り、ハイク30分で、ノートラックのシャンパンパウダーにありつけました♪ボール状の地形だったのでゲレンデにはない最高の雪を堪能してきました。一本滑り、あまりにも気持ちが良かったので、雪の上で昼寝をしました。風の音以外何も聞こえない、これまた最高のひと時でした。(S.M.)

2月18日(木) 晴れ
オリンピック応援の方々が、日本からたくさん到着されています。スケルトンの応援、ジャンプの応援・・・チケット売り場や、競技会場の行き方などをご案内しながら、私は会場にいけないものの、一緒になってなんだか高ぶる気持ちが移ってきます。ので、「私の分も応援お願いします!」とお送りしますが、みんなの気持ちが一緒になるって、良いですね。帰宅後TVで競技観戦をしますが、観客を移したときに日本の応援団にお客様がいないかな?とさがしたり、競技以外でも目が離せません。いろんな楽しみがあるオリンピック中です。でも実際に見に行ったら、TV観戦の興奮どころじゃないんでしょうね。行くチャンスを見つけてみようと思います。(Y.K.)

ビレッジノースに作られた五輪マーク<2/19撮影>

2月19日(金) 晴れ
アルペンの男子スーパー大回転を見に行ってきました。といっても、チケットは持っていません! なんと今大会は、史上初、パブリック・ビュー・エリアという、スキー場のコース上から試合を見ることが出来てしまうという場所が作られ、スキーやスノーボードをしにきた人達も、チケットなしで観戦することが出来るのです。なんて画期的!特に最近天気が良いので、みなさんピクニックのように、座り込んでお菓子を食べながら観戦していました。皆さんも是非、スキーのついでにオリンピック観戦?オリンピック観戦のついでにスキー?しにいらっしゃってください。(Y.K.2)

オリンピック期間中のビレッジの様子<2/20撮影>

2月20日(土) 晴れ
オリンピックのアルペンやノルディック競技の応援で定番となっている、カランカランという鐘の音。アルプスの牧草地でも響いていそうなカウベルです。この時期ウィスラーの街のあちこちで売られていますが、わざわざ買っても後で使わないだろうし。。などと思っていたら、TVコマーシャルで、オリンピックスポンサーのBell社(携帯会社)が携帯にダウンロードできるアプリケーションで「カウベル」の音をどうぞ!と宣伝していました。なるほど・・・便利な世の中になりました。(H.Y.)

2月21日(日) 晴れ
クロスカントリー・スキーを観戦に行きました。ここのところウィスラーは毎日快晴で、暑いくらいの陽気に恵まれています。その青空のもと、真っ白な雪の上で、色とりどりの各国の応援コスチュームに身を包んだ人達がこれまた色とりどりの旗を振って、大歓声で応援する姿は、なかなかおもしろかったです。(もちろん競技自体も見ごたえ十分でした!)(Y.K.2)

2月22日(月) 晴れ
唯一持っているオリンピックチケット「メダル授与式」に行ってきました。早めに行ったつもりが、すでにステージ前には人が多く、後ろの方になってしまいましたが、やはり画面じゃなく自分の目で見て、歓声を上げる周りの人たちい囲まれ一緒に歓声を上げ、感動!感動!いっぱいでした。表彰はクロスカントリーのリレー、二人乗りボブスレー、そしてジャンプの団体戦で、全て複数のチームだったため、表彰される側もチームと喜びを一緒に出来るためか、一人で表彰される表情より喜び方が倍増しているような感動も複数倍といった感じでした。終わった後のコンサートも興奮そのままに流れにのって!楽しい夜でした。(Y.K.)

2月23日(火) くもり時々雪後小雨
ノルディック複合(団体)を見に行ってきました。昨日までとは違い小雪混じりで寒い中、待ち時間が長くてちょっと大変でしたが、競技中はそんなことも忘れ夢中で日本チームを応援してきました。後半のクロスカントリーでは、ノルウェー人のグループが隣りになり、5位争いに応援席でも熱い戦いがありました。結果は日本が6位でしたが・・・明後日の個人戦もさらに頑張って欲しいです!(H.Y.)

2月24日(水) くもり時々雪・雨
女子フィギュア・スケートの本番前の練習を、バンクーバーのパシフィック・コロシアムに見に行ってきました。朝の9時から12時10分までで、順位が下の選手から4人くらいずつ出てきて、一人ひとり本番用の曲を流してリハーサルします。そしてその間も、氷上のほかの選手達は自分の練習をしています。1グループ50分ほどで、最後のグループは、超豪華!!真央ちゃん、キム・ヨナ、ミキティー、ロシェットたちが、同じ氷の上であちらで回転、こちらでジャンプ、とどこを見てよいか迷ってしまうほどでした。近くで見ると、更に細くてかわいい選手達。明日の本番が楽しみになりました。(Y.K.2)

2月25日(木) くもり時々雪・雨
数日前までさんさんと太陽が降り注ぎ、まるで春のようだったウィスラーですが、ここのところ山の上では連日雪が降り、毎日フレッシュ・パウダーを楽しんでいただけます。オリンピックのおかげ?で人も少ないですので、リフト待ちもあまりなく、さらにアルペン競技の行われている日は、スキー・スノーボードの合間に無料で観戦を楽しんでいただくこともできます。更に町を歩けばオリンピック選手を発見することも!?さまざまな楽しみ方の出来るこの時期のウィスラー。オリンピックは残り僅かとなりましたが、パラリンピックもございます。みなさま、この機会に是非ウィスラーにお越し下さい。(Y.K.2)

2月26日(金) 雨・雪
男子4人乗りボブスレーを観戦してきました。生まれて初めて生で、目の前でボブスレーを見たのですが、すごい迫力でした!!ドドドドド・・・!!と地響きのような音をたてて近づいてくる音が聞こえすごいスピードで目の前を通り過ぎていくボブスレーは、圧巻!意外にチケットが安く、それが功を奏し?コースのすぐ近くで見ることが出来ました。コースの上(スタート地点)から下(ゴール前地点)まで自由に歩きまわれたので、何度も上り下りして、クタクタになりましたが、とても良い経験になりました。(Y.K.2)

2月27日(土) 雨・雪
2010年冬季オリンピックも残すところあと2日となりました。観戦に来ていたたくさんの人達も、帰路につき始めたのかだんだんとウィスラー・ヴィレッジ内の人が少なくなってきて、ウィスラーはいつもの落ち着きを取り戻しつつあります。終わってみれば、あっという間の2週間。あのお祭り騒ぎの後では、なんだか少し寂しい気分にもなりますが、スキーヤー・スノーボーダーのみなさんにとっては、ようやくウィスラーに滞在しすい時期がやってくるということでもあります。オリンピックの興奮がまだ残るウィスラーへ、ぜひ滑りにいらしてください。(Y.K.2)

沢山の感動をありがとう!バンクーバーの聖火<2/28撮影>

2月28日(日) 雨のち晴れ
今日はオリンピック最終日。アイス・ホッケーのカナダ対アメリカ、という大試合がありました。試合自体はお昼からだったのですが、朝からホッケーのユニフォームを着た人々がバーに陣取り、ビールを飲んでいました(!)試合が始まると、ビレッジ内の大きなスクリーンの前は人で埋まり、みな旗をふったり、鳴り物を鳴らしたりと、応援していました。試合は同点のまま、サドン・デスに突入し、最後はカナダのゴールで幕切れ、という劇的な結果となりました。そのときの盛り上がりといったら・・・ビレッジは大変な騒ぎでした。(Y.K.2)