終戦記念日の8月15日。 カナダは至って静かなものですが、毎年の事ながらいろいろなことを考えさせられます。 第二次大戦中、カナダは連合軍として参戦。 旧日本軍と直接戦闘を交えることは数えるほどしかなかったようですが、その頃カナダに住んでいた約23,000人の日系人は強制収容所での暮らしを余儀なくされ、財産も没収された負の歴史が残っています。
普段は、こうしてカナダに住んでいられることをただラッキーと思いがちですが、戦時中に本人の意思とは関係なく徴兵され、兵士として戦場に送られた人たちのことなどを思うと、今ある「自由」とはなんなのか・・・。 そんなことを考えながら歩いていると、こちらを不思議そうな顔で見ているクマにバッタリ。 「人って案外タイヘンなんですねー」、慰められているような気がして、すこし気持ちがラクになりました。
（J.Y.)
