2月6日(土)くもり ひとこと日記

  スキー場内で度々見かけるこちらの鳥、和名を「カナダカケス」というカケスの仲間です。 名前のとおりカナダ全土にわたって分布・生息しています。 森林限界以下の高山帯が生活圏で、人を恐れず餌を狙って近づいてくるのが特徴。 健康を害する恐れがあるので、可愛いからといって彼らに餌を与えるのは控えてくださいね。

 ちなみに正式な英名は何度か変更されており、2018年にそれまでの「Gray Jay」から、1957年までの正式名だった「Canada Jay」に変更となっています。 Gray Jayへの変更自体がアメリカ鳥学会の一方的な変更という話もあり、カナダの学者さんたちにとってはCanada Jayに名前を戻すことが念願だったようです。 もっと言うと、グレーをイギリス(カナダ)綴りの「Grey」ではなくアメリカ綴りの「Gray」とされたことも不満だった模様。 

 とても身近な野鳥ですが、彼らの預かり知らないところで勝手に繰り広げられてきた、アメリカとカナダの関係性や歴史が垣間見えて面白いですね。
(T.W.)