毎年サーモンが産卵のため遡上することで有名なフレーザー川ですが、今年の6月にリルエット北部の川沿いで大規模な地すべりが起きていたのがわかり、大きな岩石がサーモンの遡上の妨げになっていました。 これまで、DFO(水産海洋局)や地元の先住民が協力し、2万9千匹近くのサーモンが設置されたハシゴのようなもので作られた道を自力で上流に移動し、5万7千匹近くがヘリコプターで輸送されたことが確認されており、現在はトラックでも上流へ運ぶことができるようになったとのこと。
しかし、今後もまだまだ何十万ものサーモンが遡上してくることが予想されるため、特殊な岩石除去装置を使い、サーモンが遡上するための自然の通路を確保する作業も継続して進めていく方針だそうです。 このような崩落が起きるのは昨今の気候変動の影響によるものという指摘もあるため、早期に改善されることを祈るばかりです。 現地ニュースの記事(英語)はこちら。
(Y.S3.)