7月10日(水)雨 ひとこと日記

 
  みんなのアイドル「マーモット」。 ゴンドラに乗車し山の8合目まで上がると、かなりの確率で出会うことができる可愛い動物。 ちなみに、マーモットはリス科マーモット属の総称で、このあたりに生息しているマーモットは「Hoary marmot(シラガマーモット)」という種類です。 「笛を吹く者」を意味するWhistler(ホイッスラー)の由来はマーモットにあるというのは有名な話。 マーモットはピーピーという笛の音のような鳴き声で、仲間同士危険を伝え合います。
 
 先日、ブラッコム山でのハイキング中に、そんなマーモットの野生な一面を垣間見ることに。 突然2匹のマーモットが近づいたかとおもうと、取っ組み合いの喧嘩がはじまりました! 最初はじゃれあっているだけかと思って暫く見ていましたが、 どうやらそういう雰囲気でもありません、完全にマジ喧嘩です。 
 
 家に帰り、マーモットの生態について調べてみると、どうやら縄張り争いの一幕だったようです。 冬眠をする動物であるマーモットは、夏の間に冬を越せるだけのエネルギーを蓄えなければいけません。 そのため、主食である草が豊富に生え、巣穴を掘ることが可能なエリアを縄張りとして確保できるかどうかに生死が左右されるとのこと。 人間からみたら可愛いだけに見えるマーモットも、自然の厳しさの中に生きる野生動物なんだと再認識した一件でした。
(T.W.)
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