今回はブラックタスク登山の登頂編(その2はこちら)です。岸壁直下から山頂へのルートは登山というよりはクライミングです。 登り始めが特に険しく、手掛かり足掛かりが多そうな壁の割れ目を上がって行きますが、壁の角度は垂直に感じるほどです。
落石が堆積した斜面をハイキングしてきたことからわかるように、壁の岩ははがれやすく、浮いているホールドも多いので一手一手確かめながら確実に登って行きます。 命綱もなく登っているので、とにかく慎重に進んでいきました。
序盤のクライミングエリアを攻略すると緩やかな傾斜になり、山頂まではあっという間です。 頂上からは氷河湖であるガリバルディ湖、その奥に広がるコースト山脈の絶景でここまでの疲れが吹っ飛びました。 ただ、今回は全体的に曇りがちで、下山時には雪が降ってくるなど、若干天気に恵まれなかったので快晴時をねらってもう一度チャレンジしたいですね。
(T.W.)