10月27日(火) 晴れ ひとこと日記 

 ハロウィーン。 私が日本にいた頃(昭和)はほとんど聞かなかった言葉なので、カナダに来て最初は「なんですか、それ?」状態。 当時お世話になっていた家主が大量のお菓子を持ち帰ってきて、「これで大丈夫」。 「いったい何が大丈夫なのでしょう?」。 「夜になったらオバケがたくさん来るからね」。 「???」。 そして薄暗くなった頃、「ピンポーン」。

 ドアを開けると小さな悪魔と魔女が、すこしもじもじしながら、「Trick or Treat?」。 その愛らしさに、「どんどん持ってけ~!」。 景気よくお菓子をばら撒いていたら、その後もいろいろなオバケが来るわ来るわ。 1時間ほどで用意していたお菓子がすべてなくなってしまい、家主の「居留守だ!」の叫びにかぼちゃをサッと中にひっこめ、家の電気をすべて消して数時間。 真っ暗な部屋の中で息をひそめ自分たちがもじもじする羽目に・・・。

 翌年は、「多すぎない…?」くらいのお菓子を用意。 あの家はたくさんくれる、とオバケの間で評判を呼び名誉挽回したのは当然です。 ※画像は今年のものではありません。
(J.Y.)